☆お礼ss紅烈編9☆






half brother6








ぴーんぽーんぱーんぽーん。

『一年三組花菱烈火くん。お昼休みに生徒会室へきてください』

そんな放送があったので、俺は生徒会室へと向かう。

と、言っても、場所が判らないので風子についてきてもらって。

何をしたの、と言われたが。

風子はもう校内全て覚えたらしいので、案内して貰うことにした。

そんな訳で着いたが生徒会室。

「サンキュ、風子」

「アタシも入っていい?」

「あーいいんじゃねーの?」

勝手に生徒会の人間でないものが生徒会室に入るのはヤバイだろうが。

こちとら呼ばれた身だし。

一人で来いなどとも言っていなかった。

こん、とノックをすると。

がちゃりとドアが開いて、青色の長髪の生徒が出てきた。

「あの、放送で呼ばれた花菱だけど」

「後ろの方は?」

「付き添い、一緒じゃダメか?」

「ちょっとご遠慮して頂きたいんですが…」

「だって」

と、俺が風子を見ると風子はぼーっとしていた。

なんなんだ。

「風子?」

「あ、っあたし、教室戻るね!」

だーっとダッシュで来た道を戻る風子。

ホント、なんなんだ。

「彼女、面白いですね」

「まぁ…面白いっちゃ面白いか…」

「では、花菱烈火くんお入り下さい」

青い髪のそいつに言われて俺は生徒会室に入った。

そこには紅麗がいた。


















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