可愛い可愛い我が弟。
愛しい愛しい我が恋人。
口付けを落とす
シャワーを浴びて戻ってくると、烈火は既に眠っていた。
薄いシーツの波間に身をゆだねて。
その白いシーツには、烈火の健康的に焼けた肌が綺麗に映える。
そっと近付いて、二の腕に唇を落とした。
そこにかつてあった印は、今の私たちを結ぶもの。
ああ、愛しい烈火。
「…ん…」
微かに烈火の唇から漏れた音に、起してしまったかと覗き込む。
しかし、烈火は寝返りを打っただけだった。
その所為で、腕は移動してしまったので。
烈火の横に私も横たわり、抱きしめる。
もっと色んな場所にキスをしたいが、それはまた烈火が起きているときにしよう。
その方が、ずっと楽しくて、きっと幸せだ。
そっと烈火を抱きしめる腕の力を抜いて、烈火と同じ夢の世界へと旅立った。
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兄様が烈火くんを大好きな話。
らびゅーんな話。
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