頬に触れる
バットマンスーツは俺に怪我など与えやしない。
だから、それは彼の所為ではなく。
ただ、自分の不注意で付けた傷だった。
だけど、彼は。
ブルースはそっとその傷を撫でた。
まるで癒すかのように撫でた。
ブルースは何も言わず、俺も何も言えず。
暫くの間だ、沈黙が地下の部屋を支配した。
どれくらい経ったのか判らないけれど。
その時間は、エースが吠えて終了するまで続いた。
きっとそんなに長くない。
けれど、俺は戦っているときよりもテストを受けているときよりも長く感じた。
ブルースはエースの方を見ると、そっと手を離した。
そして何もなかったかのように。
「その怪我は痕になるぞ、きちんと手当をしなければな」
そう言って、エースを連れて大画面の前に座った。
俺はその背を身ながら、恐る恐る触れられた傷口に手を当てる。
そこは、本当に偶々、付けた傷で。
確かに痕になりそうな気がするほどの、傷。
既に血は止まっているけれど。
触ると瘡蓋が指に不快感を与える。
不意に父さんのコトを思い出した。
あの、大きくて節のある暖かな掌でよく撫でられていたことを。
だけどブルースは父さんの掌よりずっとカサカサしてたし、もっと熱かった。
それはブルースが老齢だからだろうけれど。
もっと他に父さんと違うところがあった気がする。
既にその手は離れてしまったから、判らないけれど。
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判る方いるかなー。
好きなんですバットマンが。昔から大好きで。
アニメの方は知らなかったんですが、アニメもいいじゃないｖ
アメアニは苦手なんですがバットマンザフィーチャーだけは見てますよｖ
にしても、ブルース（旧バットマン）って老齢でもかっこいいのｖ
テリーもかっこいいっすｖ
あーラブだ、バットマン'S
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