撃ち抜く まるで麻薬。 痛い目に遭って、もう断とうと思うのに。 離れれば欲しくなる。 もっとこいつが欲しい、とカラダが叫ぶ。 快楽という夢を撃ち込まれ。 愛という幻覚で縛られる。 「じげん?」 荒い息で、ルパンが俺の名を呼んで我に返った。 「ん?」 肋が浮き出るほど細いカラダの、どこに欲情するんだろう。 何度考えても分からない。 ただ、欲しい。 「集中、しろ、よ」 自由奔放なこの男は、俺にはそれを赦してくれないらしい。 そう、いつだって置いて行かれるのは俺で、追い掛けるのも俺で。 だから、愛しくて憎い。 「次元、ちゃん?」 にやりと嗤った俺に、ルパンが少しイヤそうな顔をして名前を呼ぶ。 俺の、名前を。 「ー覚悟、しろよ?」 「っ、ちょ、!?」 いきなりのことに、苦しそうな顔をするルパン。 そうだ、もっと。 もっと。 苦しめばいい。 俺の所為で。 俺を感じればいい。 酷くすればするほど、お前は感じるだろう? 痛いくらいが好きだろう? 苦しいくらいが、丁度良いだろう? それが、今の俺とお前なんだから。 ---------------------------------- 次ル。 絶対次ルだと思ってたのに、次ルって少ない。 っていうか、次元受けばっかぁ…>< 昔はゴエモンが大好きでした(美形好き) 今は次元とルパンが好き。 ハートを付けたのは、一応Hシーンだからです…; ウチ年齢制限つけてないんですけれど、裏を作る気もない(ってかそこまで書けない)ので。 一応注意というか警告って意味です。

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