騙す
ちゅ、と軽い音が鳴った。
目の前には厳しい顔の、キミ。
「死にてぇのか、コラ」
「死にたくないってば」
ちょっとキス、しただけで怒る。
でも、もっと喚かれると思った。
慣れてるのかな。
男?女?
もしかして、“お姫様”??
「初めて、なわけないよねぇ?」
大きな体をぎゅっと抱きしめて聞いてみる。
ちぃの方がよっぽど可愛いのにね。
なんだか、黒鋼の方が可愛く思える。
「俺をいくつのガキだと思ってやがる」
「あーそういや、歳知らないや」
「俺もお前のこと知らないから教えてやらない」
ニンジャさんなだけに(って言ってもニンジャが何か知らないけど)鋭い誰かさん。
俺が故意に何も話さないことを知っている。
そしてそれが気にくわないって事はさ。
少しは俺のこと気になってるってことだよね?
俺はキミを騙してるわけじゃない。
けれど。
これから騙すかも。
キミが好きだから。
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意味不明ですみません。
CLAMPのツバサでファイ黒。
ファイはともかく黒たん大好き。
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